アンティークorヴィンテージ?

 

この冬は寒いです。

年末に忙しくて出来なかった大掃除を

小分けにしてやっている毎日。

一番の楽しみは合間の熱い珈琲です。

 

この何年かは使う頻度が高い益子や笠間のカップが

前列に楽しく並んでいますが

年末に掃除した食器棚の後方には

昔気に入って使っていた器がたくさん。

名もない陶器あり、外国の有名ブランドあり。

 

年明けからは毎回違うものを取り出して

楽しむ事にしています。

 

 

このカップは主人の友達がお祝いにくれた

ドイツ、メリタの「CERACRON」。

ぽってりとした口当たりが柔らかく

全然古さを感じませんが

調べてみたらもうアンティークの仲間入りをしていました。

なかなか手に入らないようです。

同じ器のマグカップもペアでいただきましたが

こちらの方が使用頻度が高く

かなり以前にふたつとも壊れてしまいました。

勿体なかったです。

 

 

これも同じく私の友達が贈ってくれたカップ&ソーサー。

原宿の表参道と青山通りがぶつかる交差点に

小さいけれど洗練された食器を扱うお店があり

ここでこのカップ&ソーサー6客と

柳宗理のスプーンとフォークを選んでくれました。

センスの良い友達を持ってつくづく幸せです。

 

シンプルですがステキな形。

持ち手が思いの外持ちやすく

お客様には決まってこのカップを使っていました。

優しいオフホワイトの磁器だと思いますが、

長い間の酷使に嵌入が中にも外にも。

それも絵になる大切なカップです。

 

 

美味しいと聞けばあちこちから

珈琲豆を取り寄せて楽しんでいますが、

この2ヶ月ほどは盛岡の「六月の鹿」さんの珈琲。

とにかく香りが良く、炒りたてで届く挽き立ての豆は

とても気持ち良く膨らんで幸せな気分にしてくれます。

 

豆を挽くスポングの珈琲ミル

もう製造中止とかで手に入らないと

先日寄って下さった益子の鈴木稔さんが

ちょっと羨ましそうな顔で教えて下さいました。

なんとなく嬉しかったです。

 

 

昨夜は久し振りにウイスキーの水割りを。

このグラスも同じ頃、自分で見つけたもの。

美しい形に一目惚れしてしまい、重たいのを我慢して

グラス6個にアイスペールとピッチャーの

ワンセットを大事に抱えて帰った事を覚えています。

六本木のAXISが出来たばかりの頃でした。

どこもここもキラキラとして輝いていた時代であり場所でした。

 

この水割りセットを並べては

たくさんの夜、たくさんの友達と楽しみました。

ビールにウイスキー、

ワインは一升瓶が流行っていました。

 

最近はグラスだけひとつ出して一杯だけ。。

お酒にもだいぶ弱くなりました。

 

 

思えばこの頃から器には興味があり

いろいろ楽しんで来ましたが、

改めて調べてみたら

あの頃買ったものやいただいたものは

ほぼみんなアンティークの分類に。

 

アンティークというとなんとなくただ古いものみたいで

ちょっと凹むものがありましたが

昨日「ヴィンテージ」という言葉を見つけて

ちょっと嬉しくなりました。

時を重ねてさらに素敵になる。

良い響きです。

私も時を重ねる毎に自分に磨きをかけて

素敵な大人になって行きたいものです。

 

 

今年はのんびりの予定が

年明け早々波乱の幕開け、、。

この先どうなって行くか想像もつきませんが

なんとか元気で頑張って行きたいものです。