ギャラリー修行、その2。
続いて翌週24日からは、鈴木稔さんの個展。
芙蓉さんでは7年振りとなる個展で、
しかも震災以降ようやく再建なった登り窯での2回目の焼成。
300点以上の作品が運び込まれ、圧巻の風景でした。
驚いた事に、以前の薪窯での作品より値段が相当に安く、、
お聞きしたら、ガス窯での作品の値段と同じにしているとの事。
薪窯はまず薪代がかかる事、
薪の水分が飛ぶまで、買ってもすぐには焚けないので
寝かせる時間が必要、
さらに焚く時間も何人も交代で一週間を要すると言う
とても手間と時間のかかる作業です。
なのに値段は据え置きという太っ腹な稔さん。
芙蓉さんでの個展の度に新しい世界を見せて下さり
その度に力強さと繊細さを感じる作品に出逢えました。
この数年は型物の製作を続けられています。
轆轤や手びねりよりずっと時間がかかる、、
それでも敢えてそこに価値を見出そうとする真摯な姿に
とても感動しました。
![](https://u.jimcdn.com/www55/o/s654f6891fe001dca/img/i3afb4a48ec14760d/1406534379/std/image.jpg)
それからなんと、うちのギャラリーで土日の二日間、
フリーカップを作るワークショップもやっていただけました!
憧れの作家さんにうちのギャラリーを
こんな形で使っていただけて感無量でした。
型物を作るのがこんなに大変だとは!とみんなで騒ぎながらも
皆さん真剣に、そして和気藹々と楽しい時間が過ぎて行きました。
![](https://u.jimcdn.com/www55/o/s654f6891fe001dca/img/i3775d7268ae363f7/1406534403/std/image.jpg)
出来上がりは2ヶ月後。
こんな感じに仕上がります。(ワークショップの作品は単色です)
黒秞、柿秞、そして青。
どんな出来上がりになるか今から秋が楽しみです。
暑い暑い日でしたので、まずは冷茶と冷たい寒天、
粘土が乾く間を待つ時間にはアイスミントティ。
最後には稔さん直々に珈琲を淹れていただいて
美味しいお菓子で質問タイム。
充実の3時間だったと思います。
このギャラリーがこんな風に使っていただけて
本当に嬉しいです。
秋からの予定を募集中です。
どうぞお気軽にご連絡下さいませ!
そしてこの秋は、ワークショップがいろいろあります。
楽しみに時々のぞいてみて下さいね。