ひと月以上のお休みでした。
むちうちの具合の悪さが治りきらないうちに
益子の陶器市のお手伝い突入、
更に思いがけないアクシデントと、
この半月はジェットコースターに乗っているような
慌ただしく不安な日々でした。
昨日今日でようやくひと息。
書きかけだったブログ再掲します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s654f6891fe001dca/image/i80f428b59ea5bf95/version/1360136081/image.jpg)
3月に漆の個展をして下さった星温美さんに
個展の翌週から、週に一度2時間の
「金継ぎ教室」をやっていただきました。
割れた器や欠けた器は、
自分で直せないとわかっていても
気に入っていた物ほど捨てるに忍びなく、
かといってプロに直していただくほどの余裕もなく、、
しばらくぼんやりと眺めて、
結局は捨てるしかなかったのですが
昨年秋に個展をやって下さった石川友香さんが
星さんに「金継ぎ教えて下さい!」と
強く懇願して下さいました。
私も以前から興味のあった事。
金継ぎを習って自分で直せたら本当に良いなぁ!と
一緒にお願いして叶えていただきました。
6人定員で5人があっという間に揃い、
いざ習おうとした矢先、
前回も書いたむちうちをやってしまい、
2時間集中力を維持するのは
とても無理だなぁと思っていたら
益子の陶芸家の岡本さんが
代わりにやって下さるというので
ぜひにとお願いして
陶器市前の忙しい中を通っていただきました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/s654f6891fe001dca/image/ibf3eb89b008d5fda/version/1336801527/image.jpg)
見るとやるとでは大違いの、
かなり大変で根気のいる金継ぎ。
割れた器と欠けた器では使う漆も違い、
まして見ているだけの私は
とうてい覚えられるはずもなく。
5人の方それぞれに持ち寄った器も違って
同じ金で仕上げた器も全然違う表情で、
一生懸命磨いて滑らかにしたはずの表面が
仕上げてみると全然整っていなかったり。
それでも直しが終わった器を見ると
とても嬉しくなりました。
ましてや私は人の手を借りて直していただいた器。
なおさら嬉しさがつのりました。
これでこれからは割っても欠けても大丈夫、
とまではいかなかった私ですが、
こうして手を入れていただいて
新たによみがえった器を
また大事に使って行きたいと思いました。