「空しど」さんの「100枚のチクチク布」

 

時々うかがっては、楽しい時間をいただいてくる

喜連川のクラフトショップ「空しど」さん。

 

私が「100本のマフラー展」をやった時、

布の好きな空しどさんが

「私はチクチク布を100枚縫ってみようかな、」と。

それが完成していました

さっそく5枚ほど好きなものをいただいてきました。

 

 

 

 

模様替えをしてから個展をなさるようなお話だったのですが

いつまでたっても個展のお話はなさらないので

今週うかがってみたのですが、なんだか見当たらず。。

 

「チクチク布は、、?」とお聞きしてみたら

恥ずかしそうにそっと指差す先は

お店の入り口横の、ほんの少しのスペース。

 

「小さなコースターだから、重ねてしまうと

 100枚でもこれだけにしかならないんです。」と。

 

一枚として同じものはなく、

大小さまざま、色さまざまな

リネンのコースターが100枚、

ひっそりと並んでいました。

 

 

チクチク布はこの数年、

有名な織物作家さんの個展や

クラフトショップで見るようになり、、

例えば「チクチク」のところの運針は

昔は針目もきっちりと

キレイに縫わなくてはならないと

習ったものだったけれど、

ランダムに好きなように縫う事で

こんなに楽しいものが出来るんだと

新鮮な驚きだったのでした。

 

売るほど布を持っていらっしゃる空しどさんは

真夜中に一人で布をお部屋一杯に広げては

縫い物をするのが楽しみといつもうかがっていました。

 

 

 

 

ミシンステッチあり、手縫いあり、

大きさも色も自由に楽しいコースターが100枚!

やはり「100」という単位は

気持ちを高揚させるなにかがありそうです。

 

 

                                                    器   中園晋作さん
                                                    器   中園晋作さん

 

昨夜は一番好きなグリーン系の布に合わせて

最近ちょっとはまっている洋酒のおつまみを乗せてみました。

「柿バター」と「リンゴチーズ」です。

 

「柿バター」は、時々うかがう居酒屋さんのメニュー。

市田柿が出回る寒い冬に、中にバターを巻き込んで

冷凍庫で冷たく凍らせたものをスライス。

舌の上で溶かしながらいただくと絶品です。

 

「リンゴチーズ」は、主人のアイデア。

青森の「おきな屋」というお菓子屋さんの 

リンゴをソフトドライ状にした「薄紅」というお菓子に

キューブ状のクリームチーズをのせたもの。

あるかなきかの酸味がチーズの塩気と合って

思った以上に美味しいおつまみになりました。

 

 

 

 

 

まだまださまざまな楽しいコースターが

空しどさんの入り口にそっと並んでいます。

大きくても小さくてもお値段が同じ、

しかもすごく安いのが

嬉しいような、申し訳ないような。

どうぞのぞいてみて下さい。