
4年振りに「とんぼ玉展」が開催されました。
前回は「まるで博物館のようでした!」と
いらして下さったお客様からの感想通り
古い大きなガラスケースを覗き込み、初めて見る古今東西、
新旧取り混ぜての「とんぼ玉」に興味深々ながら、
手に取って眺めて下さる方は少なかったように思います。
今回はほとんどはガラスケースから出して
直接手に取って眺めたり、身に着けたり出来るよう
コレクター兼作家さんがいろいろ工夫して下さいました。
ざっとギャラリーの様子を。
今度はひとつづつをじっくりとご覧ください。
個展の10日前から様々なとんぼ玉の説明を
毎日朝夕にTwitterとFBでご紹介していましたが
写真を撮る手が思わず止まってしまうほど美しく繊細で、
そして永い時を経て今ここにある不思議を想いました。
かなり貴重なネックレスも、取り出しやすいガラスケースに並べてあり
食い入るように眺めるお客様もたくさんいらっしゃいました。
古くは2000年もの昔から、若くても百年以上前のものです。
貴重な玉も一粒ならと、革紐や鎖に通して
身に着けやすい形にして下さいました。
同じひと粒でも、簪(かんざし)になれば、また別の趣き。
そして「ピンブローチ」にすればさらにカジュアルな雰囲気で使えますね。
ひと言でいえば「金太郎飴」製法で作られた
カラフルで楽しいとんぼ玉は、カレンシルバーやバリシルバーとともに
革紐に通されて楽しいアクセサリーになりました。
同じ「ミルフィオーリ」も革紐の使い方で全然違う表情になるのが楽しく。♬
今回特に目を引いたのは、ターコイズ(トルコ石)のブルーの美しさ。
それをミルフィオーリやカンネ、シルバーでアクセントをつけて
上品なネックレスも作って下さいました。
大きなビーズの間にあるのはターコイズとラピスラズリの極小ビーズ!
なんて繊細な仕事でしょう。
ターコイズは採れる産地や年代で色が全然違う素敵さ、面白さ。
可愛いイヤリングやピアスも並びました。
前回と同じく、「SALE」品コーナーもたくさん作って下さり
お客様はお茶を飲みながら、楽しく選んでいらっしゃいました。
出来上がっているアクセサリーとは別の「パーツ」としてのビーズを見ると
何か作りたくなる!という感じが見ていて楽しかったです。
素敵な作品をたくさん作って見せて下さった今回の個展、
展示から個展の最中も、そしてお客様も作家さんもいない時間も
ずっと眺めていて飽きない展覧会でした。
また次の個展を心待ちにしております。
本当にありがとうございました。