益子史舫さんの     「ワーク書っぷ」第一回目。


初めて益子さんにお逢いしたのはいつだったのでしょう。

私がギャラリーを始めてから今年で7年目。

他の方の個展の時は様子があまりわからなかったのですが、

気が付けば私と妹のマフラー展には必ず来て下さって

時々注文をいただく、、

なのに、存在がさりげなく、

いつも変わらず静かで上品な女性だなぁと

心ひそかに思っていた方でした。

 

すぐ近くにお住まいで、なのにお逢いするのは年に数回。

でも何度かお話するうちに、彼女が書道をする方と聞き

この春の展示会にお邪魔したのですが、

受付を済ませて目を上げた途端、飛び込んで来た大胆な書に

吸い寄せられるように近づいて行ったら

なんとその書が益子さんの作品でした。

「見かけによらない」という言葉を

こういう時に使って良いかどうかわかりませんが、

とにかくビックリしたのは確かでした。

 

その次にお逢いした時、書のワークショップを始められたと聞き

出来たらうちでもやっていただけたらとお願いしたら

快く引き受けて下さり、今回の「ワーク書っぷ」になりました。

 


以前に2度、他の会場でやった時には「筆」をテーマにしたので

今回は「紙」にこだわってやってみたいと。

という訳でさっそく募集をかけ、4人の受講者が集まりました。


 

「紙」とは言っても、筆で書ける紙は限られるだろうなと思いきや

薄いの、厚いの、ツルツル、ザラザラ、、多種多様。

墨も濃いままのと、かなり水を足した薄墨と2種類。

筆は小筆を根元までたっぷりと墨を吸わせてから

小皿の縁や吸い取り紙で加減をするようにと。

 


まずはそのまっさらな紙にまずは慣れてみましょう!

とおっしゃる先生の言葉に

皆さん最初は恐る恐る筆を置き、、

後は夢中で余白がなくなるまで書き込みました。

 

先生が下さったお題は「空」と「風」。

どちらもとても難しいのです。

 

ひと通り書き終えて、自分が気に入った紙を2枚選んで清書し

さらにどちらかの一枚を選び出しました。

 


書き終えて、お茶とお菓子をいただきながら

ひとりひとりの作品を展示台の上に置いて鑑賞&講評。

それぞれが想いを込めて書いた文字は

個性豊かで思わずニッコリしてしまいました。

 


最後に先生の益子史舫さんの書を添えて。

それぞれになんてステキな雰囲気がある書でしょうか。



この「ワーク書っぷ」は来春まで月に一度くらいの頻度で

続けて行けたらと思っています。


次回は来月10月5日の日曜日。

同じ2時から4時です。

以降の予定は決まり次第HPのトップページでお知らせします。

参加してみたい方はどうぞご連絡下さいませ。

心からお待ちしております。