涸れる事のない涙。

 

半月ほど前の金曜日。

仕事の日のはずの妹が、ふらっと夕方現れて

「これ」と手渡された。

 

開けてみたら、なんと先代のみーの小さな写真集でした。

パソコンで無料で作れるものらしく

内緒で作ってくれていたのでした。

もう見ただけで号泣。

 

 

毎朝のように、お互いの猫自慢の写真を

やりとりしながら過ごしたこの10年でした。

それがずっと続くと思っていたのに、、

みーの写真はもう2度と増える事がないんだなと

気付いた時の淋しさは、

今思い出しても胸が詰まります。

 

 

私の携帯にも、まだたくさんのみーが写っていて、

毎日のように画面を遡って見ているけれど、

この大きさで見るとやはりまだ哀しみがこみ上げて来ます。

 

 

他のページの、最期の時期に近い写真は

今改めて見ると明らかにつらそうで

まだ直視する勇気がありません。

 

それでも、のどかにひなたぼっこしてる写真や

大好きだった段ボールのベッドでの得意げな顔には

元気だった頃のみーが見られて嬉しいです。

 

 

主人に抱っこされる度、私を見て助けを求めていた顔。

いつも真剣に見つめられて、おかしいやら、嬉しいやら。

フワフワであったかくて柔らかな真っ白い毛。

もう一度抱き取ってみたいです。

 

 

リビングには、いつか主人が描いたみーの絵。

最期もこの格好のまま亡くなりました。

この絵と同じ、まるで寝ているようでした。

 

 

もっとたくさんのみーを描いておいて貰うんだった。

正面の絵がないのが淋しいけれど

後ろ姿でも間違いなくみー。

あぁ。もう一度逢いたいなぁ。。

 

新しいみーの可愛さを見ながらも

涙は涸れる事がありません。

あれからもう3月半が過ぎました。。