初めての金継ぎ。

 

ひと月以上のお休みでした。

むちうちの具合の悪さが治りきらないうちに

益子の陶器市のお手伝い突入、

更に思いがけないアクシデントと、

この半月はジェットコースターに乗っているような

慌ただしく不安な日々でした。

 

昨日今日でようやくひと息。

書きかけだったブログ再掲します。

 

 

 

 

3月に漆の個展をして下さった星温美さんに

個展の翌週から、週に一度2時間の

「金継ぎ教室」をやっていただきました。

 

割れた器や欠けた器は、

自分で直せないとわかっていても

気に入っていた物ほど捨てるに忍びなく、

かといってプロに直していただくほどの余裕もなく、、

しばらくぼんやりと眺めて、

結局は捨てるしかなかったのですが

昨年秋に個展をやって下さった石川友香さんが

星さんに「金継ぎ教えて下さい!」と

強く懇願して下さいました。

私も以前から興味のあった事。

 金継ぎを習って自分で直せたら本当に良いなぁ!と

一緒にお願いして叶えていただきました。

 

 

6人定員で5人があっという間に揃い、

いざ習おうとした矢先、

前回も書いたむちうちをやってしまい、

2時間集中力を維持するのは

とても無理だなぁと思っていたら

益子の陶芸家の岡本さんが

代わりにやって下さるというので

ぜひにとお願いして

陶器市前の忙しい中を通っていただきました。

 

 

 

 

 

見るとやるとでは大違いの、

かなり大変で根気のいる金継ぎ。

割れた器と欠けた器では使う漆も違い、

まして見ているだけの私は

とうてい覚えられるはずもなく。

 

 

5人の方それぞれに持ち寄った器も違って

同じ金で仕上げた器も全然違う表情で、

一生懸命磨いて滑らかにしたはずの表面が

仕上げてみると全然整っていなかったり。

 

それでも直しが終わった器を見ると

とても嬉しくなりました。

ましてや私は人の手を借りて直していただいた器。

なおさら嬉しさがつのりました。

 

 

これでこれからは割っても欠けても大丈夫、

とまではいかなかった私ですが、

こうして手を入れていただいて

新たによみがえった器を

また大事に使って行きたいと思いました。