北温泉

7月半ば、友人3人で久し振りに

那須温泉に出かけた。

 

名湯「鹿の湯」を楽しんだ後、

友人のリクエストに応え

秘湯「北温泉」に向かった。

 

つげ義春も訪れた話をしながら

坂を下ってたどり着いた。

 

そこは見た事のない

不思議な世界。

 

8月益子、「内町工場」で

「つげ義春とぼく」を見つけ

思わず買った。

 

北温泉をもう一度

楽しむ事が出来た。         

                        

                      -イラストは新潮文庫「つげ義春とぼく」より-

 

 

 

 

 新緑の山道を下って登って

「行きはよいよい帰りはこわい」でした。

宿の迷路を巡りながら

温泉を楽しんだ後

帰りはキツイ上り坂、、

駐車場にたどり着いた時には

疲れ果ててまた温泉に入りたくなった。

(ちょっとオーバーかな)

 

 

 


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医王寺と賀蘇山神社

医王寺 唐門
医王寺 唐門

 

 

 

 

暑い中、粟野の医王寺と賀蘇山神社を訪れた。

それぞれ起源はかなり古い社寺である。

 

医王寺は東の高野山といわれている名刹であり

「程よいスケール」を感じさせる境内を歩けば

創建当時の栄華がしのばれる。

 

微妙な曲線で葺かれた萱葺き屋根の唐門と金堂は優雅。

 

 

 

 

医王寺 金堂
医王寺 金堂

 

 

 

 

 

 

 

 

賀蘇山神社 遙拝殿
賀蘇山神社 遙拝殿

 

 

 

石裂山を遙拝する賀蘇山神社遙拝殿は

生き生きとした彫刻群が軒下にうごめく

工人達の力と自由を感じさせる建築である。

 

 

 

それぞれの建築を造営したのは

日光東照宮に携わった 工人達と言われている。

 

きっと東照宮だけでは物足りなかったのであろう。

 

眺めていると工人達の、創る意志が強く伝わって来る。

 

 

 

遙拝殿 見上げ
遙拝殿 見上げ

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板室にて。

 

 

6月末、久し振りに板室温泉に出かけた。

メインストリート脇の広場に松原賢さんの作品が置かれていた。

 

環境アートが叫ばれて久しいが、

なかなかうまくいった例を見ることが出来ない。

大半はアーテイストの自己主張が空回りして

環境破壊を起こしている。

 

松原さんの作品は、程よい自己主張と環境との共鳴が

バランス良く風景と折り合い

板室の風景の素晴らしさを引き立てている。

 

 

 

 

 


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なかだえりさんの蔵展を訪ねた

 

 

今日はイラストレーターの「なかだえり」さんの蔵展に出かけた。

 

彼女のアトリエは、北千住の街中にある

小さな蔵を改造したものだ。

蔵展は、この一年間にいろんなメディアに掲載された

作品を中心にした原画展である。

 

 

この蔵展を訪れたのは今回で3度目。

なかだえりさんを知ったのは、

読売新聞の夕刊に掲載された

彼女のイラストルポだった。

毎週火曜日の彼女のイラストルポのとりこになり

スクラップをするようになった。

その際、記事で知った蔵展を初めて訪ねた。

 

それがご縁で、一昨年の秋には

大谷資料館の取材にご一緒させていただき

その折うちのギャラリーにも立ち寄っていただいた。

 

今回お逢いするのは4度目。

いつもの元気なえりさんが笑顔で迎えてくれた。

 

今年は赤とんぼのシブイ小品が欲しくなり、持ち帰った。

(土産に北千住名物の槍かけ団子を買って帰った。美味かった。)

 

 

 

なかだえりさんは、同じ故郷一関出身。

頑張れ岩手県!!

 

 

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高蔵寺阿弥陀堂は無事だった

 

 

5月の連休に、宮城県の亘理町へ震災慰問に。

白石から角田の途中にある、高蔵寺阿弥陀堂に立ち寄った。

この萱葺き屋根の阿弥陀堂は、

いわきの白水阿弥陀堂や平泉の金色堂と同様に

平安時代の建立とされているが、他と違って素朴で力強い。

久々に訪れたが震災の影響を受けず、

花が咲き、新緑の香りがする木立の中、

堂々としっかりと建っていた。

 

 


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美の壺ー大谷石ー

 

 

2月25日放映された美の壺ー大谷石ーの私的補足リポート。

 

あの坂道は県庁西側住宅街にあります。

ほのぼのした解説の塩田さんは大谷石研究会の重鎮です。

 

屏風岩の和風彫刻を解説した岡田義治先生は

那須の洋館旧青木邸を復元した建築史学者です。

 

渡辺邸は大谷石瓦の門と二つの石蔵、

それに茅葺き屋根の母屋が美しい日本の風景そのものです。

(私がデザイン協力した囲炉裏が放映されてビックリしました。)

 

小野口邸は長屋門が美術館になっていて、庭も大変美しく

屋敷内に用水が流れている、大谷を代表する旧家です。

当主の小野口さんは大谷石研究会の代表で、

大谷の事を一生懸命考えている、とても気さくな方です。

 

日本語の達者な神父様がいる松が峰教会は

私達の結婚式と義母の葬式を行ったところです。

 

3月13日午後1時30分より宇都宮大学峰が丘講堂で

日本建築家協会主催の大谷石をテーマにした

シンポジウムが行われます。

関心のある方は、JIA(日本建築家協会)事務局

℡028-639-3150までご連絡願います。

 

 

 

 


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シュールな建築ーキリコの世界ー

 

 

イタリアの建築家アルド・ロッシの代表作

ガララテーゼの集合住宅のピロティ。

 

訪れた時、そこには誰もいなかった。

多分ロッシがイメージした空間そのものだった気がする。

生より死をイメージさせる、

しかし私を虜にするとても魅力的な。

 

シュールそのものの空間、

ーキリコの世界ーであった。

 

 


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泣かせるぜ、てっぱん。

 

 

気がつくと

私は錠ちゃんに感情移入して見ている。

ありがとうの言葉が沁みる。

 

尾道のお母ちゃんがいい。

欣也も鉄平もいい。

 

田中のばあちゃんが一番いい。

毎朝、あかりに涙、泪、なみだ。

 

さあ今日も涙を拭いて頑張るぞ。

 

 -NHK朝の連続小説「てっぱん」-   


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カルロ・スカルパについて

 

 

私が最も好きな建築の一つが

ヴェローナにあるカステルペッキオ美術館である。

14世紀に作られた城塞改修され、美術館なっていた。

その美術館を現在の姿に作り替えた建築家がカルロ・スカルパである。

 

スカルパは、既存の煉瓦と漆喰の壁に対して

窓の位置を変え、打放しコンクリートと鉄骨を加える事で

歴史が重層し、美術作品と建築が絶妙な関係で成立する

展示空間に仕上げている。

 

城壁で囲まれた芝生の中庭には花が咲き乱れ、

時間を忘れさせる居心地の良い美術館であった。

 

スカルパは建築の設計だけでは無く、

ガラス器のデザインも行っている。

以前に笠間の日動美術館で、

曲線が美しい 赤い花器の作品を見た記憶がある。

 

スカルパは講演で来日中、仙台で亡くなった。

 


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八幡山公園の青春

 

 

1970年代、若者文化はアングラ、長髪、ヒッピー、、

そんな言葉に代表される時代で、

宇都宮もその時代の波の中にあった。

 

八幡山公園の使用も、今のように管理が厳しくなく、

自由な利用が許された時代であった。

 

芝生広場では、各地をテントで活動するスタイルの劇団、

唐十郎率いる「紅テント状況劇場」が公演していた。

夜が始まる頃、観客はテント内の芝生に腰を下ろし、

ステージを囲んで、膝を抱えて芝居が始まるのを待つ。

役者の一人は若き根津甚八だった記憶がある。

観客は芸術家や陶芸家の卵など、

前衛に興味のある若者ばかりであった。

 

内容は忘れたが不条理の世界を描いた芝居で、

クライマックスを迎えた時、突然背面のテントが開き

松明が点々と灯る芝生を、闇に向かって

役者が走り去って行く劇的な幕切れだった。

 

空間に突然奥行きが現れる、実に衝撃的な空間体験だった。

血湧き肉躍る青春の一コマであった。

 

最近、体育館あるいは演劇空間のステージバックが

ガラスや大扉で大きく開く形式で作られているが

実はあの時代にとっくに彼らが行っていた。

 

(もっとも遙か昔、ちょんまげの時代の芝居小屋も

同様の演出があったのではないかと思うのだが・・。)

 

 


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ワグナー.ナンドールさんの事

 

 

約30数年前、勤め先の研修会に、

益子在住の彫刻家ワグナー.ナンドール夫妻が講演に来社した。

講演の内容は忘れたが、当時担当した作品を

鋭く批評していただいた事を良く覚えている。

 

故ワグナーさんは若い頃建築を学んでおり、

自分のアトリエも自力で建築する人であった。

来社する前に、益子のアトリエを見学させていただいた事があり、

その変化に富んだ空間構成は今でも鮮明に覚えている。

後日2度ほどアトリエを訪問したが、

その度にアトリエの増築が行われ、様相が変化していた。

アトリエは今も、益子共販センターの東の小道を上がった

窯業指導所の先にある。

 

現在は奥様が故人の意志を引き継ぎ、

世界平和を願って、 歴史上の哲人をテーマにした

ワグナー.ナンドールアートギャラリーとし、

期間を決めて公開している。

 

実は講演をしていただいた当時、ワグナーさん

私も昔訪れて感激した 、ウィーンの郵便貯金局の設計で有名な

「近代建築の父オットー.ワグナーの血縁者とは 知らなかった。

(ご自身でも紹介しなかった。)

 

ウィーン郊外にあるオットー.ワグナーの自邸
ウィーン郊外にあるオットー.ワグナーの自邸

気がついたのは、去年ワグナーさんの伝記

「ドナウの叫び」-幻冬舎版ーを読んだ時であった。

その内容は、第二次世界大戦中ナチスを逃れ、

戦後ソ連の共産主義に揺り動かされる東欧を生き抜き、

日本に辿り着いたワグナーさんの波乱に満ちた物語である。  

 

 

 

なおワグナーさんの作品は、現在も県立美術館に常設展示されている。

 

 


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美しいものを見る事の意味

 

 

 

美しいものを見る事、本物に触れてみる事の意味とは何だろう。

それはものを見る自分の基準を高める為、

見る目を鍛える為であろう。

 

 

益子に濱田庄司の参考館がある。

この館には濱田庄司が自分の目を鍛える為、世界中から集めた

民具、陶器、 生活用具、骨壺、衣類、その他が展示されている。

古墳から出土した死者の装飾品、埴輪などもある。

それらは全て大切な何かを感じた故、集めたものであろう。

聞くところによると、それは全貌がわからないほどの量との事である。

すごい努力である。

 

 

振り返って私はどうであろう。

職能として、建築という、完成すれば暫くの間

環境を構成する造形物を造る立場にいる。

 

その責任は、出来るだけ美しく造る事であろう。

その為には、自ずと自分の目を鍛え、

ものを見る基準を高める努力を

常に行わなければならない。

 

形を決定するという事は、かなり責任のある事である。

その為、常に本物を見極め、見る、触れる、感じる努力を

怠ってはならないと思っている。

 

 

 

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新春。日光にて。

 

 

1月2日。日光二荒山神社へ初詣に行った。

出がけに、敬愛する建築家で今年90才になられる

竹ノ内一雄先生から年賀の電話をいただいた。

 

日光では混雑を避けるため、市役所横の

小さな教会前の駐車場へ 車を置いた。

歩き始めた途端、目の前に現れたのは

昔、竹ノ内さんが設計された住宅だった。

 

確か題名は「径と広場のある家」。

プロジェクト段階から注目された作品で

ほのぼのとした詩が添えられていた。

(SDレビュー84年、朝倉賞受賞)

 

教会を背景にした新たな風景がそこにあった。

 


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陶芸家 中園晋作

 

 

暮れの本日、陶芸家中園晋作氏が立ち寄って下さった。

 

中園氏に出会ったのは、今年の春、

益子で行われた若手陶芸家の作品展「陶イズム」。

ちょっと気になる作品、椀を一つを購入した。

 

その後、春と秋の陶器市、東京でのグループ展など

何度か訪ねる度、 いくつかの作品が手元に来た。

 

 

   

モダンと渋さと未知数がその魅力か。

ちょっと不思議な風来坊。

四方山話に花が咲き、

1輪差しを置いて帰って行きました。

 


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大谷の風景

 

 

茶畑を進むと石瓦の門と石塀、

石塀の両側には石蔵と石の家屋、

中心には屋敷林を背に茅葺き屋根の主屋がある。

 

渡邊家住宅は私の好きな大谷の風景、

日本の風景だ。

 

 


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暑苦しいフランクロイド・ライト

 

 

 

シカゴでフランクロイド・ライトのロビー邸を見学した。

低い天井、ステンドグラス、モールディング、すべてが濃いデザイン。

水平感を強調した外観は素晴らしいのですが、

私は少々暑苦しさを感じたのです。

 


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ヒマラヤン.ヘルスケア

 

 

 

ダラスのナッシャー彫刻美術館のミュージアムショップで

家人に土産を買った。

メキシコテイストコーナーにあったカラフルなボウル。

 

メキシカンカラーのイメージ。

 

自宅に帰ってラベルを確認した。

NPO法人スパイラルのヒマラヤンヘルスケア。

ネパールの山奥の村で造ったリサイクル製品だった。

メキシコではなく、ヒマラヤ、ネパール、、。

ただし、支持するセレブはキッドマン、ディカプリオ、

ハリソンフォード等々。

 

、、ま、いいか。

 

 

 


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カーンについて

 

 

 

ルイス・カーンの代表作、キンベル美術館。

 

規則正しい柱とヴォールト屋根による空間単位の構成は

強い形式性による原始的な力強さを感じさせるものであった。

 

その形式性をパンチングメタルにより制御されたトップライトと

中庭からの強い光が空間に優しさを与える。

 

格子状に張られたワイヤーで天空を区切られ、

少々窮屈感を感じる中庭であったが

ランチはとても美味しかった。

 

 

 


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丸ごと壁画

 

 

 

メキシコ自治大学は広い。

 

そのキャンパスの中、ひときわ目立つ建築。

それが4面壁画で、まるで入れ墨状態の図書館である。

 

民族運動を昂揚させる古代歴史をモチーフにしたそのデザインは

50年代の建築でありながら今でも依然としてパワーを感じさせる。

 

昨年、この建築は世界遺産に登録された。

 

 


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安藤さんの建築は優しかった

 

 

 

安藤忠雄氏の作品であるフォートワース現代美術館を訪れた。

 

コンクリートを包むガラス箱の展示室が池を囲む。

細波が静寂な時を造る。

 

行く先々変化する展示空間の構成と動線計画は

サービス精神と優しさを感じさせる。

 

日本を強く意識させる建築でした。

 

 


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私には住めない、名作住宅

 

 

ミースの名作住宅ファンス・ワース邸を訪れた。

 

枯れ葉が落ちる秋の終わり、

木立に囲まれた環境の中、

鉄とガラスの美しいプロポーションを堪能した。

 

聞けば、風に揺れるガラスは厚さ6ミリのシングルガラス。

シカゴの冬は寒いはず。

結露と寒さで私にはとても越せそうにない。

 

気持ち良く過ごせるのは夏の季節であろう。

 

名作住宅に住み心地の良さを求めるのは間違いか。

 

 

 


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ペンキの力

 

 

メキシコに行ってきた。

建築家ルイス・バラガンの作品を見るために。

 

その壁面は、ブーゲンビリアを思わせる

鮮やかな色で彩られていた。

 

その色彩の正体は、

煉瓦を積んだ上にモルタルを塗り

ペンキを塗って仕上げたものである。

 

世界遺産に登録されたバラガンの自邸もペンキ塗りであった。

 

   

                       写真は「聖なるクリストバルの厩舎」


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